海に流出した重油の回収後のバイオ処理活動

研究開発成果実装支援プログラム(東日本大震災対応)

 宮城県気仙沼市では津波で石油タンクが破損し重油が海に流出、大規模な火災が発生しました。海への重油の流出量は12810トンで、1997年のタンカー・ナホトカ号座礁による油流出量(約6240トン)の倍以上の量です。
 「研究開発成果実装支援プログラム」の実装責任者・斉藤 雅樹氏(大分県産業科学技術センター 主任研究員、2011年5月大分県庁に異動)は、回収後、従来は焼却によって処理するしかなかった流出油を「バーク堆肥」と呼ばれる有機肥料で分解・バイオ処理する手法を開発・社会実装しています。この技術は従来の焼却処理方法より低コストで環境負荷が少ないのが特徴で、被災地の処理業者に対し気仙沼湾等に流出した油の処理技術を提供しました。

津波で倒壊した石油タンク(宮城県気仙沼市)