問題解決型サービス科学研究開発プログラム 【国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター】

プロジェクト紹介

碓井 誠

碓井誠写真

【所属・役職】
株式会社オピニオン 代表取締役
京都大学経営管理大学院 特別教授


【プロフィール】
1978年株式会社セブン-イレブン・ジャパン入社。業務プロセスの組立てと一体となったシステム構築に携わり、SCM、DCMの全体領域の一体改革を推進。同時に、米セブン-イレブンの再建やATM事業、インターネット事業などを手掛ける。2000年、常務取締役情報システム本部長に就任。その後、2004年にフューチャーシステムコンサルティング(現フューチャーアーキテクト)株式会社 取締役副社長、2010年3月よりシニアフェローを経て、2011年10月に株式会社オピニオン設立(代表取締役)。実務家として、幅広い業界へのコンサルティング活動や、各種CIO団体での支援活動に努めている。2009年より芝浦工業大学大学院 工学マネジメント研究科 教授、2010年より京都大学経営管理大学院 特別教授等を兼務。また、産官学が連携した、サービス産業における生産性向上の活動でも、独立行政法人産業技術総合研究所、研究顧問(サービス工学研究センター)や委員会活動に参加している。

著書
『セブン-イレブン流 サービス・イノベーションの条件』日経BP社、2009年
『実践CRM』生産性出版、2009年 共著 (編 木村達也)
「日経情報ストラテジー」にてサービス・イノベーションなどの連載(2004年6月号~2010年6月号)がある。


【「サービス科学」または本プログラムへの想い】
35年余り、サービス産業に籍を置き、コンピュータ販売、訪問販売、小売業、システムインテグレーター、教員などを務めている。その意味では、「サービス科学」は新しいテーマではなく、日常業務の中では、既に人的サービスと技術、文系と理系、定性と定量、顧客接点と事業インフラ等は、一体化、融合化してサービス活動は展開されている。企業活動のみならず、生活シーンでは、一層融合したサービスが日常となっており、これらを切り分けて認識する必要もニーズも生活者側には存在しない。つまり、サプライ側の業種型アプローチに対して、ディマンド側は業態型サービスニーズであり、この統合と融合をどう果たすかが、サービスを考える時の大きな課題と感じている。
サービスとは、シーズ側、技術側、サプライヤ側から見るだけでなく、生活者起点の新しいアプローチが必要と考えており、従来の技術中心の科学を越えたところに「サービス科学」は位置していると考えている。
私の想いとしては、サービス産業には、非常に進んだ科学的手法を取っている部分も多く、コンピュータ発注やデータベース分析もサービス産業から始まっており、その標準化と共有、共創型のプロセス・システム開発が今後の鍵だと考えている。こうしたメッセージの発信と共にサービスのフレームワークの定義も大きな課題であり、引き続きライフワークとして、取り組んで行きたい。