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「科学技術イノベーション政策のための科学 研究開発プログラム」
第9回プログラムサロン開催報告

プログラム事務局
開催日:2017年3月14日(火)13:00 〜 18:00
会 場:JST東京本部 サイエンスプラザ地下1階大会議室(東京都千代田区)
参加者:計56名

 本プログラムサロンは、「科学技術イノベーション政策のための科学」として推進している研究開発成果を実際の政策形成に活用できるものにすることを目的として、幅広い関係者の参加のもとに具体的にどのような実装の可能性があるのか、あるいは課題の特定とその克服の方法などについて共有する学際的な議論の場として開催しています。(第9回プログラムサロン開催概要)

 第9回目となる今回のサロンは、大きく二つの目的のもとに開催いたしました。一つは、平成28年度に新たに3件のプロジェクトが採択されたことを受け、新規採択プロジェクトと本プログラムおよびSciREX事業のコミュニティとの交流を促すことです(第一部)。そしてもう一つが、本プログラムにおいて既に多くのプロジェクトが終了を迎え、プログラムとしても一定の成果が生み出されていることを踏まえ、そうした成果を実際の政策形成により一層結びつけていくために、具体的にどのような成果の発信の仕方が求められるのかについて、プログラム関係者全員で知見を深める機会とすることです(第二部)。そのため、今回のサロンは、これまでの開催形式とは異なり、終了プロジェクト、現在進行中のプロジェクト、マネジメントチームやSciREX関係機関といった関係者が一同に会する場としてプログラム全体会議(合宿)にも似た形での開催となりました。

 第一部の「H28プロジェクトからの発表と討論」では、梶川プロジェクト、三成プロジェクト、八代プロジェクトのそれぞれから研究開発構想の概要と初年度の活動状況をご発表いただいたうえで、アドバイザーや終了/進行中のプロジェクトから積極的なコメントが寄せられ、今後の円滑な研究開発の実施に向けた知見を共有する場となりました。
 第二部の「成果発信プラットフォームの設計に向けて」では、事務局から成果発信に向けた新たなツールの提案がなされた後、テーブルごとに分かれて、既に終了したプロジェクトの取り組み事例や現在進行中のプロジェクトが直面する課題などをご紹介いただき議論を交わすことで、各プロジェクトの努力と経験に基づいたより効果的な成果発信のあり方について知見を共有しました。議論を通じて、「科学技術イノベーション政策のための科学」ならではの困難、具体的には実装の主体が行政機関等であることに由来するさまざまなハードルの存在があらためて確認されるとともに、エビデンスにもとづく政策決定に向けた取り組みを加速するうえでは、政策の担い手となる行政側のニーズをきちんと把握することの重要性、そして研究成果を単に学術的な成果の形ではなく、受け手にもわかるあるいは関心を持ってもらいやすい形で届けることの必要性とその難しさが論じられました。
 本プログラムでは、今回のプログラムサロンでの議論を踏まえ、ホームページの刷新やプロジェクト成果の概要紹介、プロジェクトやプログラム関係者による政策的な議論を促すような媒体のリリースなど、SciREXセンターをはじめとするSciREX関係機関との連携のもと、各プロジェクトおよびプログラムとしての成果発信に向けた取り組みを拡充していく予定です。



大阪大学大学院医学系研究科 三成 寿作 助教

京都大学iPS細胞研究所
上廣倫理研究部門
八代 嘉美 特定准教授

東京工業大学環境・社会理工学院
梶川 裕矢 准教授

平成28年度採択プロジェクト
の研究代表者は従前より若手。
これからの期待大きい
コメントが寄せられました。

ワークショップでは、既に
成果発信をした終了プロジェクトが
実際の成果物を見せながら説明を
されているグループもありました。

活発なディスカッションがされ、
たくさんの意見が付箋に
まとめられていきます。

発表の仕方も
いろいろです!

森田 朗
プログラム総括

元ニューズウィーク日本版 編集長
/フリージャーナリスト
藤田 正美氏

ゲストコメンテーターの藤田正美氏からは、誰に
伝えたいかによって適切な表現を選ぶこと、
森田朗総括からは、研究者も自身の研究の売込先を
マーケティングしていくことの重要性が述べられ
ました。


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